早春の旬

フキノトウ
《フキノトウ》2月〜3月
                               蕗(ふき)にも色々ありますが、季節感を感じさせる
                               蕗といったら、やはり素朴な野蕗が一番でしょう。

                         寒さに凍りながらも、春がそこに来ていることを
                               そっと教えてくれるメッセンジャーです。
2002.1.22撮影
『調理の例』(画像は大きくなります)
      ポロ苦い味を、そのまま食べる天ぷらが一番ポピュラーですが、
我が家に伝わる蕗みその作り方をお教えします。
何とも言えないほろ苦さと、鼻孔の奥で春だと
刺激する香りがたまりません。

〔用意する材料〕
・ふきのとう  .........  30グラム
・サラダオイル ......... 小さじ2杯
・味 噌      ...........  10g
・削り節(細削り)...... .3〜4g
・化学調味料  .........  少々
・砂糖(味噌により)......  少々      


@新鮮なふきのとうは、全体にパリッとしています。
かなり花開いていても問題ありません。
この画像は、300g位で作っていますので、10分の1に置き換えてください。
A十分に細かく刻みます。
刻んでいるうちにアクが出て
、ボールの中のように茶色く
なります。
素材の緑と比べてみてくだ
さい。
Bこの程度に刻みます。 Cフライパンにサラダオイルを引き、十分に暖めてから刻んだふきのとうを入れて炒めます。
油が多すぎないように注意してください。
炒める途中で、化学調味料
少々と味噌を加えます。
G熱いご飯の上にのせて食べるとたまりません!。 Fできあがりです。
密閉した容器に入れておけば冷蔵庫でしばらくは保管できますが、防腐剤が入っていませんのでお早めに召し上がってください。
E削り節をくわえてなじませてください。 D火が通ると緑色に変わってきます。
味噌の塩加減によっては、
砂糖を少々加えます。
お好みでお酒を加えてもよいでしょう。
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ワラビ
《ワラビ》 4月上旬〜
               自分で山から取ってきたものならその鮮度はよく分かっていますが、
                   お店で手に入れる場合は、しっかり見分けてください。
                  先端のくるりと巻いた部分はあまり開いていなく、全体に太い
                  ものが上物で、しおしおになっているものほど取ってから時間がたっています。
                  既にあくぬきがされたものも売っていますが、新鮮な素材が手に入っ
                  たら、ぜひ自分であくぬきをしてワラビのおさしみ感覚で召し上がって
                  みてください。
                  あくぬきは、漢字で「灰汁抜き」と書くように、本来は、木灰を使うもの
                  ですが、最近は、重曹を使う人もいるようです。
                  ここでは、昔ながらの木灰を使ったあくぬきを紹介しましょう。
                  簡単ですから試してみてください。!


                   
『我が家のあくぬき方法』
  
                    1,容器の中にワラビを敷き詰めます。 
                              2,その上に竹簾をしいて灰をのせます。
                              3,熱湯を灰に注ぎます。ワラビが浸るまで。
                              4,そのまま冷ましてできあがり。

 
1,熱湯を注いだあと。 2,冷やして竹簾を取ったところ。 3,鮮やかな緑が浮き出ます。




『調理の例』
          ◇おひたし                         
           
適当に切りそろえたワラビの上にかつを節を
            少々のせ薄口の生醤油でさっぱりと食べる。
写真掲載予定
          ◇みそ汁
            何てったって「みそ汁」です。
            ポイントはゆで過ぎないこと。
            筍との相性は抜群ですが、もし合わせるなら、
            筍のみそ汁を作っておいて、そこに切りそろ
            えたワラビを落とし込むだけでいいでしょう。

   
写真掲載予定



キヌサヤ
《キヌサヤ(サヤエンドウ)4月中旬〜
           何の変哲もない「きぬさや」ですがドッコイ、そん所そこらのお店では
           売っていないシロモンです。
           野菜の鮮度が問われる、「野菜って生もの」の代表選手の一人です。
           おすすめ2例
           1,湯がいて生姜醤油でたべる。
             たったこれだけですが、何とも新鮮なきぬさやが命。
           2,さっと炒めるだけで絶品のつまみ・総菜に早変わり。
             これには新鮮さだけではないちょっとした隠し技があります。
              ・あくまでもキヌサヤは炒めすぎないように。
              ・少し早いかなというところで熱湯をちょっとさします。
              ・ジュッと上がる湯気の中で半蒸し焼き状態に。
              ・塩胡椒とちょこっと醤油を差して。
              ・火が通って且つ歯ごたえを維持する隠し技です。
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